先ほどNHKで介護の人材確保のために合同で就職説明会を行っていることが紹介されていました。
やはり介護業界は目に見える専門性が見えにくいので魅力的に映りにくいですね。
どこもかしこも一所懸命に来場者の方に説明されてました。

とあるデイサービスの様子がその後映りました。お食事の時間です。
その様子を、ジーーーーーッと眺める私。

ダメ。ダメダメ。
誰一人として車椅子のフットレストから足降ろしてない!!!

↑これですね

車椅子はあくまで「移動用」であって、座ることを目的とした椅子としての機能は不十分です。
食事時も一番の理想で言えば車椅子から椅子に移っていただいた方がいいのです。

理由としてですが

・座面が安定しない
・高さが合わない
・足を踏ん張れない

ことが挙げられます。

まず車椅子は乗り心地重視であって、椅子としての天板などはついておらず、安定はしていません。
柔らかいソファで食べるご飯と木のベンチに座って食べるご飯、どちらが食べやすいですか?

そして、高さ合わないということですが、大体の机の高さだと、車椅子はやや低い位置にあります。
さらに、ちょうどアームレスト(肘掛)がテーブルに当たるのです。座った位置からテーブルまでが少し遠くなるんです。
介護業界では、食事の姿勢の理想はへその高さにテーブルがあるとよいといわれています。
車椅子に乗ってるとまずそんな高さにあわせることは不可能です。

で、足を踏ん張れない。これです。フットレストの目的は安全な移動のため。四六時中乗せているものではありません。
そして踏ん張るにはフットレストは少々頼りない。ぐらぐらするんです。
足を宙に浮かせた場合と床を踏みしめた場合、どちらが噛みやすいか試してみてください。

これだけの悪条件を揃えておきながら、「人材がほしい」やら「人がいれば利用者に寄り添える」やら。
一歩間違えれば命の危険もあり、かつ生活の重要なイベントである食事をそこまでおろそかにできるのは「人がいない」せいなのですか?

どんな状況であっても、自分たちの最高の仕事を追求しましょう。
人がいない理由は、業界全体の人手不足だけではないかもしれませんよ。